さっぽろの発展の礎を築いた屯田兵が明治9年に開村した山鼻地区は、札幌市内でも古い歴史を持ちます。 山鼻屯田兵村のために設けられた西屯田通は、かつて行啓通、東屯田通とともに山鼻地区を代表する商店街として発展してきました。
全国的に衰退の傾向がみられる商店街と同様に、西屯田通もかつての賑わいを失ってしまいましたが、現在も残る昭和レトロな街並みや路面電車が近くを走る風情ある景色、そして、いまなお多くの老若男女が行き交うこの通りのデザインに奥行と魅力を感じ、この通りを創出拠点に選びました。